■クレマン・ダルザス ブリュット・ナチュール プルミエール・セレクショネ・パー・マルク・テンペ[NV] テンペが日本の皆様にセレクトしたクレマンが新しく生まれ変わりました!ビオ転換中のブドウ3種を直接圧搾後、ステンレスタンクで発酵、約5 ヵ月熟成し、ティラージュ、デゴルジュマンを経て2年以上瓶内 熟成を行った、特別なクレマンです! 【AOP】クレマン・ダルザス 【畑】1.5ha 南西向き 土壌:沖積土・花崗岩・粘土石灰土壌 【品種】ピノ・ノワール、ピノオーセロワ、ピノ・ブラン(樹齢30年) 【製法】 3時間直接圧搾後、ステンレスタンクで1 〜 2 ヶ月間発酵(1 ヶ月間マロラクティック発酵)、ステンレスタンクで5 ヶ月熟成後、瓶内二次発酵。
ドサージュ3g/L。
【タイプ】白スパークリングワイン・コクのある辛口 【ティステイングコメント】 ほんのりグリーンを帯びたイエローの外観に細かな泡が輝き、丸みのあるふくよかな果実に柑橘の酸が見事。
長熟由来の奥深さはシャンパーニュに匹敵する味わいです!2015年10月5日ドメーヌ・マルク・テンペがある、アルザスの小さな町、ツェレンベルグに行ってまいりました! マルクさんのワインは、何度もオススメさせて頂いているので、ご存知の方も多いと思いますが、アルザスではトップクラスの造り手として知られており、その長い経験からアルザスの素晴らしいテロワールを更に引き上げる栽培を行っており、フランス国内では既に絶大な名声を誇る生産者の1人。
日本を始め海外でも大変高い評価を得ています。
大変な人気の生産者ですが、生産量は少ない小さなドメーヌのため、ワインは取り合いになってしまいますが・・・ 日本には十数回来日されており、自分も何度かお会いして、2015年の春に金沢へお越し頂いた時に、一緒に食事をさせて頂き、今回の訪問の運びとなりました。
◆健全なブドウと、テロワールの個性を最大限引き出す土壌 ドメーヌ・マルクテンペがあるのはアルザスの中心部、コルマール から7キロほど進んだ南西向きの村にあります。
標高は220メートルと高く、ヴォージュ山脈に豊かな大地の下、多様な成分が混じる “ツェレンベルグ”、“サンディスポリット”などの優良な畑を所有。
この地は気候的に見ても夏期は暑く乾燥し、ヴォージュからの風により、ブドウの病気も少なく、アルザスワインの素晴らしさである 糖と酸のバランスをもたらす、寒暖の差が激しい産地。
マルク・テンペ氏の畑は、完全無農薬のため、畑にいる生物は、他の生産者に比べ雲泥の差。
地中の微生物や、モグラ、ミミズなどなど本来土に居るべき生物の力を借り、土壌本来のポテ ンシャルを最大限に引き出す耕作を行っています。
マルク・テンペ氏本人も『ブドウの樹が自分でうまく育つのを助ける以外は何もしない』と語り、それは収量制限や夏期剪定も行わないかなり徹底してもの。
これだけ自然に任せた栽培で、あれ 程のワインを造り上げる事に感心してしまします。
マルクが最も重要にしているのは、土壌の成分だけではなく、“土の中に居る微生物の活動”。
この微生物が多く無ければ、折角の土壌の成分が分解されず、葡萄まで行きつかないためです。
◆マルク・テンペのワイン造り 醸造所は、その高い名声をイメージすると、とてもクラシカルで小さな醸造所(貯蔵は別の所でも所有しているそうです)。
まさにハンドメイド感タップリです。
造りは、糖度が充分にのったブドウは、9月の終わりから選果しつつ手摘み収穫。
房、茎をつけたまま優しく5 〜6時間かけてプレスします。
「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」と彼は言います。
地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温かさを感じます。
その後アルザスの伝統的な大樽フードルと古樽の中、シュールリー(澱の上)で2年間の熟成、一般的アルザスワインに比べ新ヴィンテージのリリースが遅くなるのは、最低2年間の熟成を行うから。
2006年の初来日後、幾度となく私達のもとへやってくる日本大好きなマルク・テンペ氏。
とてつもなく陽気な彼は見かけに似合わず繊細な芸術家「私は画家 セパージュがキャンバステロワールは絵の具」とその土地風土とブドウそのもののエネルギーに敬意を表します。
今やアルザスビオディナミの第一人者といっても過言ではないマルクのテロワールごとの味わいをお楽しみ下さい。
◆マルク・テンペの経歴醸造専門学校を卒業後、大手ネゴシアンで醸造に携わり、その後11年間勤めたINAO(原産地呼称国立研究所)では生産者の醸造コンサルタントを務め、のちアルザス地区のグランクリュ制定を任されるほど、アルザスの地質を知り尽くす実力を持ちます。
1993年に家業を継ぎ、念願のドメーヌ・マルクテンペを設立。
自然農法への転換に3年を費やし1996年からビオディナミ農法での栽培を開始。
現在では、ゴーミヨー四つ星掲載など、フランス国内では高い評価を獲得している注目の造り手です。